ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

アーカイブ

ゴダールの映画 『イメージの本』(2018) には海辺が出てくる。ゴダールの言うアーカイブとは、データベースのことではないと思う。それは海辺に打ち上げられた漂流物のようなものである。それはまず人によって発見されねばならないが、それだけではなく、その断片の一部分がいつ何処からやってきたかを類推し、複数の断片が今ここという場で語るメッセージを自分なりに読み取る作業である。「見る」とは本来そういうことなのだ。

1935:
船頭可愛や (音丸):

1936:
下田夜曲 (音丸、オリジナルが 1936 年):