返歌

ヒット曲が出るとそれに対する「返歌 (Answer Song)」が出ることがあって、すでに紹介した Neil Sedaka による “Oh, Carol” のモデルというか Sedaka のガール・フレンドであった Carole King の “Oh, Neil” がその例である。日本の例もあって、このブログの始めの頃にすでに紹介済みだが、1951年の津村謙のヒット曲『上海帰りのリル』には、同じ津村謙によって1952年に、続編のような『リルを探してくれないか』が、更に1953年には『心のリルよなぜ遠い』が歌われているが、1952年には、三條美紀のデビュー曲として『私がリルよ』が返歌として歌われ、1953 年には「三鳩ひとみ」という歌手によって『私がリルの妹よ』という曲も歌われているようだが、流石にこれは聞いたことがない(三條美紀の『私がリルよ』の方は一応聴いた)。

 

ところで、Damita Jo という歌手(女優、コメディアンでもある) は Janet Jackson のアルバムのタイトルとしても存在しているので名前は知っている人は多いとは思うが、Janet Jackson のアルバムのタイトルの方は Janet Damita Jo Jackson という本名から付けられたものである。Damita Jo は、返歌を二曲もチャート入りさせている。一つ目は、1961年の Ben E. King の “Stand by Me” の返歌である “I’ll Be There” (1961) である。両方並べて掲載しておく。

 

Stand by Me:

I’ll Be There:

 

もう一つは、やはり Ben E. King がリード・ヴォーカル(ただし、レコードがリリースされたときには Ben E. King はグループからすでに独立していた) の The Drifters の “Save the Last Dance for Me” (1960) の返歌である ”I'll Save the Last Dance for You” である。これも二曲並べておこう。

 

Save the Last Dance for Me:

I'll Save the Last Dance for You: