音楽

That Old Feeling

この曲が挿入歌として使われたアーヴィング・カミングズ監督の『1938 年のヴォーグ』(1937, Walter Wanger's Vogues of 1938) は、本編を見たことがなく、下にあるクリップを見たきりである。 したがって、周辺的な事実しかわからないのだが、ともかくこの作…

雑記(3)

ちょっと前の本読んでいたら「昨日マー坊 今日トミー」というフレーズが出てきて、これって『圭子の夢は夜ひらく』の歌詞の一部だってすぐに分かってしまうなあ。『夢は夜ひらく』はもちろん藤圭子のものも好きだけど、園まりと三上寛のものも良い。三上寛の…

Sway

¿Quién será? は、1953 年に作られて、1954 年に Dean Martin が “Sway” として英語の歌詞で歌った。ラテン系の歌手をほとんど知らないので、掲載が出来ず残念である。ただ、Pedro Infante の1953年のクリップはメキシコ映画の黄金期のものだと思って興味深…

Forgive Me

森山良子ではなく、森山加代子の『じんじろげ』の元歌はインド民謡の『ヒラミルパニア』という曲だという説があるが、歌詞の中にベンガルという言葉が出てくるので、ベンガル地方の歌らしい。今度、バングラデシュに行ったら知っているか聞いてみよう。知ら…

Pineapple Princess

まず、昨日の曲 (It’s M’y Party) には続編の”Judy ‘s Turn to Cry” (1963) があるので、一応紹介しておく。Judy’s の s は……もう説明はやめておく。 この曲のあるアルバムは、”cry” を主題にしているが、そこから好きな “Just Let Me Cry”. Oh, stars on hi…

It’s My Party

1963 年の Lesley Gore のデビュー曲であり、Quincy Jones の最初のプロデュース曲でもある。 昨日の続きで、“Of course.” の f が通常、/f/ と無声化したり、”have to” や “has to” や “had to” の v や s や d が無声化したりするのは、別に特別な現象では…

Stop! In the Name of Love

1965 年の The Supremes のこの曲は、キャンディーズやピンクレディーですら歌っており、ここであえて取り上げる積極的な理由など、どこにも見出せないのだが、バックのドラムが不気味なまでの機械的反復を刻む中で、ダイアナ・ロスが、そのリズムを超えた等…

Beechwood 4-5789

え、これだけ?という、あっけなさが爽快でもう少し聞いていたい気にさせる 1962 年の The Marvelettes の曲である。1961 年の “Please Mr. Postman” のとき、リードの Gladys Horton はまだ 15 歳だったというから、このときは 16 歳である。Marvin Gaye は…

You Can’t Hurry Love

The Marvelettes の “Please Mr. Postman” を聞いていると、そいういえば、デトロイトのモータウン歴史博物館の前で夕方、記念写真を撮ったことがあることを思い出したが、なぜ、そこに行ったのか、どうも詳細が蘇ってこない。ただ、車の運転手が荒廃してし…

雑記 (4)

昨日、 “Mr. Postman” の歌詞書く暇がなかったので、もう一度掲載する。コーラスの部分は重なっているところがよくわからなかったりして省略した部分もある。”You better” はもちろん、”You’d better” の had が完全に省略されたもの。 (Wait) Oh yes, wait …

雑記 (3)

今日は JR 四ツ谷駅の近くの純喫茶に入ってなかなか良かったけれど、音楽がほとんどビートルズだけなのには参った。“Please Mr. Postman” 流すなら 1961 年の The Marvelettes のものにして欲しかった。それにしても凄い髪型。 前回の記事で『日曜日の人々』…

雑記 (2)

前回の記事に関連して。 中野忠晴の『小さな喫茶店』の元歌である “In einer kleinen Konditorei” (1929) を今回初めて聞いた。 このクリップには、1930年の映画、『日曜日の人々』(Menschen am Sonntag) の一部が使われていて眩暈のような感覚に襲われた。…

雑記

タイトルに「コーヒー」または「喫茶店」がつく日本の曲ってやっぱりあまり思いつかない。コーヒーに関しては『コーヒー・ルンバ』、喫茶店に関しては『小さな喫茶店』が決定版だなあ。こうして見ると中野忠晴はやはり偉大だ。また気づいたら、ここに追加し…

Una Sera di Tokyo

この曲、最初は、1963年に『東京たそがれ』というタイトルでザ・ピーナッツによって唄われリリースされた(作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰)。 1964年 (東京オリンピックの年)に、イタリアからミルバが来日し、この曲のタイトルを『ウナ・セラ・ディ東京』として…

A Nightingale Sang in Berkeley Square

「完璧さ」という厚顔無恥さからはほど遠い、「現在」という束の間の移ろいやすい瞬間に対するその類い稀な才能が、聞くものに本当の贅沢さとはいったい何かを教えてくれるようである。なお、歌詞は、彼女が歌っている通りにおこしたつもりであるが、本来文…

Mugmates

この曲の題名、”Mugmates“ の mug は「マグ・カップ」(日本語英語であり、英語では単に mug で良い) のことだけど、この「マグ・カップ」という言葉っていつ頃から使われはじめたのか、ちょっと気になってざっと調べたんだけどよく分からなかった。少なくと…

When Your Lover Has Gone

James Cagney と Joan Blondell が主演し、Roy Del Ruth が監督した 1931 年の映画”Blonde Crazy” (『腕の男』) の挿入歌として、Einar Aaron Swan によって作られた曲。さすがにプレコード時代、真っ只中の映画だけあって Joan Blondell の入浴シーンがある…

Happy Birthday, Sweet Sixteen

1961 年の Neil Sedaka の曲である。日本語のタイトルは『すてきな16才』であった。林寛子が歌っていた。小泉今日子は『私の16才』だが、この曲もどこかで歌っているらしい。 1961: Neil Sedaka: 1962: 弘田三枝子: 長谷部マサアキ: 石田良子: 1973: 小山ル…

One Boy

これは、Joanie Sommers の1960 年のデビュー曲で、もともとはエルヴィス・プレスリーがモデルのミュージカルの挿入歌であった。日本だとキャンディーズや松田聖子も歌っている。松田聖子はちょうど声を潰してしまった時期であり、澤井信一郎監督の『野菊の…

Johnny Get Angry

この歌詞、いまだと内容に問題があるなあとは思うものの、ヒットさせた歌手 Joanie Sommers は「ジョニー・ソマーズ」と日本語では表記され、曲の “Johnny Get Angry” の日本語タイトルは『内気なジョニー』で両方とも「ジョニー」になっている一方で、英語…

Let’s Twist Again

去年のクリスマス前にツイストの動画を見て脳内暴走が始まったので、ほどほどにしておきたいが、Chubby Checker のこのクリップだけは 1 億回以上の視聴が納得できてしまう。ツイスト・ダンスは痩せるとか宣伝して 60 年代初頭に流行したこのダンスをもう一…

Hurt

それほどメジャーとは言えないだろう、イタリア系アメリカ人である女性歌手ティミ・ユーロー (Timi Yuro) の黒人歌手のようにソウルフルな 60 年代初期の曲、『涙が頬をぬらすとき』(1962, What’s a Matter Baby) とか デビュー曲である『涙の想い出』(1961,…

雑記

瀬川昌久さんがよく語るように、前回の記事で出た堀内敬三は、日本のジャズ黎明期において二村定一が歌った『私の青空』『アラビヤの唄』に訳詞を提供したりして、日本におけるジャズの受容に功績がありながら、戦時中は一転して軍国主義に迎合し音楽の大政…

Song of the Vagabonds

今月号の文芸誌『群像』に松竹の城戸四郎について蓮實重彦が書いていたので『蒲田行進曲』の元歌である “Song of the Vagabonds” を掲載する。 前回の記事の1936年の第一次黄金期の日本映画のことをもう少しだけ書くと、日本の1936年の年間映画館入場者数は …

Star Eyes

眼に星が宿るのは少女漫画だけの表現ではない。この曲は、チャーリー・パーカーが取り上げた影響でスタンダードになったんだな。マイルスも吹いているが、この頃はまだ駆け出し。もともとはヴィンセント・ミネリの 初期の映画 “I Dood It” (1943) で使われた…

雑記(2)

何気なしに Twitter で『寝ても覚めても』をチェックしてみると、「主人公の女性に共感できない」という趣旨の発言が思ったよりも少なくて人事ながら良かったと思う。若い女性達が最近とみに保守的になっているという話もチラホラと聞くので、よもやこの映画…

Twilight Time

日本に帰ってくると暑いのなんのって。バングラデシュの方がましだった。まるで『寝ても覚めても』の公開日にあわせて帰ってきたようだけど、それは違うぞ。見る前に余計なものは読まないようにしているが、東出昌大が一人二役らしい。ヒッチコックの『めま…

Cherry Pink and Apple Blossom White

シンガポールのチャンギ空港で待っている間が無聊なのでこれを聞こう。すぐ下のクリップは最近のものだと思うけど、今でもこの曲が演奏されたり歌われたり、踊られたりしているんだなあ。見てるだけで楽しくなる。 1950: André Claveau: Georgia Gibbs: 1951…

It’s Been a Long Long Time

明日からバングラデシュだけど、先月も行ったばかりで「ひさしぶり」感はまったくなし。この曲は第二次世界大戦の終わりとも重なって、当時大ヒットしたという。歌詞は Doris Day の歌をもとにした。 1945: Kitty Kallen w/ Harry James Orchestra: Bing Cro…

Scarlet Ribbons

これはクリスマス・ソングなんだな。下のもの以外にも数多くのカバーがある。歌詞は Patti Page のクリップにあるが、laying は lying の誤りであろう。lie と lay の違いって学校でさんざん勉強しているはずなんだけどネイティブの間違いを良く見る。それと…