雑記(4)

前回の記事で何に長時間、興味を惹かれていたかというと、「力」については作用反作用の法則が成立するが、「仕事」については一般には成立しないということ。重心の「仕事」に「外力」のみが寄与し、「内力」は寄与しないのだとすれば、ブランコを漕ぐ場合…

雑記 (3)

ベクトルの内積というと、なぜか自分は、(力学的)「仕事」を真っ先にイメージしてしまう。「仕事」について、 物体に力を加えて、物体が力の向きに移動したとき、力は物体に仕事をしたと言い仕事の量は力と移動距離の積で与えられる。 と説明しているものが…

雑記 (2)

三つほど前の記事で、慣性力を説明したので、回転する独楽が重力によるモーメントで傾いたときに、そのまま倒れないための釣り合い力は、歳差運動することによって実際に生まれていることが直感的にわかるよう加速度座標系で考えてみる。いま、静止系で自分…

雑記

地球の地軸は 約23.4 度、太陽の周りを公転する(軌道は完全な円ではない)面に垂直な軸から傾いていて、夏至のときの北緯 23.4 度の北回帰線、冬至のときの南緯 23.4 度の南回帰線は太陽が真上(天頂)にくる北限と南限で、熱帯(tropics)とはこの二つの回帰線(t…

That Old Feeling

この曲が挿入歌として使われたアーヴィング・カミングズ監督の『1938 年のヴォーグ』(1937, Walter Wanger's Vogues of 1938) は、本編を見たことがなく、下にあるクリップを見たきりである。 したがって、周辺的な事実しかわからないのだが、ともかくこの作…

雑記(4)

インターネットでどうでも良い記事を眺めていたら、「組織は慣性力に従う」という文章にお目にかかった。これは、組織が現状をなかなか変えることができないという意味で使っているのならば、「組織は慣性に従う」で良いと思う。以下のニュートンの「プリン…

雑記(3)

ちょっと前の本読んでいたら「昨日マー坊 今日トミー」というフレーズが出てきて、これって『圭子の夢は夜ひらく』の歌詞の一部だってすぐに分かってしまうなあ。『夢は夜ひらく』はもちろん藤圭子のものも好きだけど、園まりと三上寛のものも良い。三上寛の…

雑記(2)

前回の記事で、確率共鳴で低コントラストの識別率が上がる理由は二つの仮説が考えられる。 1) ノイズが増えることにより画像全体の平均輝度が下がることで、ヴェーバー・フェヒナーの法則により弁別閾が小さくなる。 2) 人間の視覚の非線形性により、刺激に…

雑記

「確率共鳴 (stochastic resonance)」というのはバックグラウンドに適切なレベルのノイズがあると、低コントラストの画像などがかえって検出しやすくなる非線形の現象を言う。 アナログのレコードが未だに好きな人が多いのは、適度なノイズがかえって音を聴…

Sway

¿Quién será? は、1953 年に作られて、1954 年に Dean Martin が “Sway” として英語の歌詞で歌った。ラテン系の歌手をほとんど知らないので、掲載が出来ず残念である。ただ、Pedro Infante の1953年のクリップはメキシコ映画の黄金期のものだと思って興味深…

Forgive Me

森山良子ではなく、森山加代子の『じんじろげ』の元歌はインド民謡の『ヒラミルパニア』という曲だという説があるが、歌詞の中にベンガルという言葉が出てくるので、ベンガル地方の歌らしい。今度、バングラデシュに行ったら知っているか聞いてみよう。知ら…

雑記

時間がなかったので、ちょっと前に取り上げた英語の話題を補足する。 1. 「マッシュ・ポテト」ではなく「マッシュド・ポテト」と書こうと、それは「スマホ」と同じように結局、日本語なんだからどっちでも良いという気がするが、mushed potatoes の英語の普…

Pineapple Princess

まず、昨日の曲 (It’s M’y Party) には続編の”Judy ‘s Turn to Cry” (1963) があるので、一応紹介しておく。Judy’s の s は……もう説明はやめておく。 この曲のあるアルバムは、”cry” を主題にしているが、そこから好きな “Just Let Me Cry”. Oh, stars on hi…

It’s My Party

1963 年の Lesley Gore のデビュー曲であり、Quincy Jones の最初のプロデュース曲でもある。 昨日の続きで、“Of course.” の f が通常、/f/ と無声化したり、”have to” や “has to” や “had to” の v や s や d が無声化したりするのは、別に特別な現象では…

雑記

下の曲を紹介した記事で、button の発音は息を溜めて破裂させる「閉鎖子音」/t/ の発音で息を破裂させるときに、次の子音 が同じ調音位置の /n/ なので、破裂した息はそのまま鼻腔に抜けていくという「鼻腔解放」を説明したことがある。なお、buttons and bo…

Stop! In the Name of Love

1965 年の The Supremes のこの曲は、キャンディーズやピンクレディーですら歌っており、ここであえて取り上げる積極的な理由など、どこにも見出せないのだが、バックのドラムが不気味なまでの機械的反復を刻む中で、ダイアナ・ロスが、そのリズムを超えた等…

Beechwood 4-5789

え、これだけ?という、あっけなさが爽快でもう少し聞いていたい気にさせる 1962 年の The Marvelettes の曲である。1961 年の “Please Mr. Postman” のとき、リードの Gladys Horton はまだ 15 歳だったというから、このときは 16 歳である。Marvin Gaye は…

You Can’t Hurry Love

The Marvelettes の “Please Mr. Postman” を聞いていると、そいういえば、デトロイトのモータウン歴史博物館の前で夕方、記念写真を撮ったことがあることを思い出したが、なぜ、そこに行ったのか、どうも詳細が蘇ってこない。ただ、車の運転手が荒廃してし…

雑記 (4)

昨日、 “Mr. Postman” の歌詞書く暇がなかったので、もう一度掲載する。コーラスの部分は重なっているところがよくわからなかったりして省略した部分もある。”You better” はもちろん、”You’d better” の had が完全に省略されたもの。 (Wait) Oh yes, wait …

雑記 (3)

今日は JR 四ツ谷駅の近くの純喫茶に入ってなかなか良かったけれど、音楽がほとんどビートルズだけなのには参った。“Please Mr. Postman” 流すなら 1961 年の The Marvelettes のものにして欲しかった。それにしても凄い髪型。 前回の記事で『日曜日の人々』…

雑記 (2)

前回の記事に関連して。 中野忠晴の『小さな喫茶店』の元歌である “In einer kleinen Konditorei” (1929) を今回初めて聞いた。 このクリップには、1930年の映画、『日曜日の人々』(Menschen am Sonntag) の一部が使われていて眩暈のような感覚に襲われた。…

雑記

タイトルに「コーヒー」または「喫茶店」がつく日本の曲ってやっぱりあまり思いつかない。コーヒーに関しては『コーヒー・ルンバ』、喫茶店に関しては『小さな喫茶店』が決定版だなあ。こうして見ると中野忠晴はやはり偉大だ。また気づいたら、ここに追加し…

Una Sera di Tokyo

この曲、最初は、1963年に『東京たそがれ』というタイトルでザ・ピーナッツによって唄われリリースされた(作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰)。 1964年 (東京オリンピックの年)に、イタリアからミルバが来日し、この曲のタイトルを『ウナ・セラ・ディ東京』として…

A Nightingale Sang in Berkeley Square

「完璧さ」という厚顔無恥さからはほど遠い、「現在」という束の間の移ろいやすい瞬間に対するその類い稀な才能が、聞くものに本当の贅沢さとはいったい何かを教えてくれるようである。なお、歌詞は、彼女が歌っている通りにおこしたつもりであるが、本来文…

Mugmates

この曲の題名、”Mugmates“ の mug は「マグ・カップ」(日本語英語であり、英語では単に mug で良い) のことだけど、この「マグ・カップ」という言葉っていつ頃から使われはじめたのか、ちょっと気になってざっと調べたんだけどよく分からなかった。少なくと…

When Your Lover Has Gone

James Cagney と Joan Blondell が主演し、Roy Del Ruth が監督した 1931 年の映画”Blonde Crazy” (『腕の男』) の挿入歌として、Einar Aaron Swan によって作られた曲。さすがにプレコード時代、真っ只中の映画だけあって Joan Blondell の入浴シーンがある…

雑記

プラトン以来綿々と続く「オリジナル」が「コピー」に優越すると いう考え方は、20世紀に入ってジル・ドゥルーズ、ヴァルター・ ベンヤミン、ジャン・ボードリヤール、中井正一などによる考察があったものの、21世紀に入っても至るところに紋切り型の制度的…

Happy Birthday, Sweet Sixteen

1961 年の Neil Sedaka の曲である。日本語のタイトルは『すてきな16才』であった。林寛子が歌っていた。小泉今日子は『私の16才』だが、この曲もどこかで歌っているらしい。 1961: Neil Sedaka: 1962: 弘田三枝子: 長谷部マサアキ: 石田良子: 1973: 小山ル…

One Boy

これは、Joanie Sommers の1960 年のデビュー曲で、もともとはエルヴィス・プレスリーがモデルのミュージカルの挿入歌であった。日本だとキャンディーズや松田聖子も歌っている。松田聖子はちょうど声を潰してしまった時期であり、澤井信一郎監督の『野菊の…

雑記

昨日の記事に少しだけ関連する。 昨年バングラデシュで行った健診結果をまとめ、学会発表のために来日したバングラデシュの医師と本日お会いしたときに、終わったばかりの学会発表のことが話題となった。その医師が発表を終えると、何故そんなに異常率が高い…