Le démon de l'analogie Stéphane Mallarmé類推の魔 ステファヌ・マラルメAvez-vous jamais eu des paroles inconnues chantant sur vos lèvres les lambeaux maudits d’une phrase absurde ?馴染みのない言葉が唇のうえで歌うように響いていたということは…
この Eddie Hodges の 1961 年の曲を聴いていて、不図、これを「訪問型健診サービス」のテーマ曲に使ったらと思いついたのだが、1980 年代にオーストラリアで赤十字が寄付を呼びかける際に使ったことがすでにあるらしい。この前、バングラデシュに行ったばか…
Connie Francis の 1961 年の曲だが、8 ヶ国語でレコーディングされている。オランダ語バージョンは、長い間リリースされなかったらしい。英語: 日本語: ドイツ語: フランス語: イタリア語: スペイン語: ポルトガル語: オランダ語: スウェーデン語 (歌ってい…
これって パット・ブーンの曲かと思いきや、1931 年にできた歌なんだ! しかも、1881 年の “The Spanish Cavalier” がこの曲のベースになっているというのだから吃驚する。 “The Spanish Cavalier” は、フォード映画でお馴染みの The Sons of the Pioneers が…
この曲が挿入歌として使われたアーヴィング・カミングズ監督の『1938 年のヴォーグ』(Walter Wanger’s Vogues of 1938, 1937) は、本編を見たことがなく、下にあるクリップを見たきりである。したがって、周辺的な事実しかわからないのだが、ともかく、マッ…
ちょっと前の本読んでいたら「昨日マー坊 今日トミー」というフレーズが出てきて、これって『圭子の夢は夜ひらく』の歌詞の一部だってすぐに分かってしまうなあ。『夢は夜ひらく』はもちろん藤圭子のものも好きだけど、園まりと三上寛のものも良い。三上寛の…
「確率共鳴 (stochastic resonance)」というのはバックグラウンドに適切なレベルのノイズがあると、低コントラストの画像などがかえって検出しやすくなる非線形の現象をいう。 アナログのレコードが未だに好きな人が多いのは、適度なノイズがかえって音を聴…
¿Quién será? は、1953 年に作られて、1954 年に Dean Martin が “Sway” として英語の歌詞で歌った。ラテン系の歌手をほとんど知らないので、彼/彼女について掲載が出来ず残念である。ただ、Pedro Infante の 1953 年のクリップはメキシコ映画の黄金期のもの…
森山良子ではなく、森山加代子の『じんじろげ』の元歌はインド民謡の『ヒラミルパニア』という曲だという説があるが、歌詞の中にベンガルという言葉が出てくるので、ベンガル地方の歌らしい。今度、バングラデシュに行ったら知っているか聞いてみよう。知ら…
時間がなかったので、ちょっと前に取り上げた英語の話題を補足する。 1. 「マッシュ・ポテト」ではなく「マッシュド・ポテト」と書こうと、それは「スマホ」と同じように結局、日本語なんだからどっちでも良いという気がするが、mushed potatoes の英語の普…
まず、昨日の曲 (It’s My Party) には続編の “Judy’s Turn to Cry” (1963) があるので、一応紹介しておく。Judy’s の s は……もう説明はやめておく。 この曲のあるアルバムは、“cry” を主題にしているが、そこから好きな “Just Let Me Cry”. Oh, stars on hig…
1963 年の Lesley Gore のデビュー曲であり、Quincy Jones の最初のプロデュース曲でもある。 昨日の続きで、“Of course.” の f が通常、/f/ と無声化したり、“have to” や “has to” や “had to” の v や s や d が無声化したりするのは、別に特別な現象では…
下の曲を紹介した記事で、button の発音は息を溜めて破裂させる「閉鎖子音」/t/ の発音で息を破裂させるときに、次の子音 が同じ調音位置の /n/ なので、破裂した息はそのまま鼻腔に抜けていくという「鼻腔解放」を説明したことがある。なお、buttons and bo…
1965 年の The Supremes のこの曲は、キャンディーズやピンクレディーですら歌っており、ここであえて取り上げる積極的な理由など、どこにも見出せないのだが、バックのドラムが不気味なまでの機械的反復を刻む中で、ダイアナ・ロスが、そのリズムを超えた等…
え、これだけ?という、あっけなさが爽快でもう少し聞いていたい気にさせる 1962 年の The Marvelettes の曲である。1961 年の “Please Mr. Postman” のとき、リードの Gladys Horton はまだ 15 歳だったというから、このときは 16 歳である。Marvin Gaye は…